さまざまな病気を招く不眠症

「眠れない日が続いているけど、まだ大丈夫」と不眠の症状を放置していませんか?
睡眠不足は集中力の低下や免疫力が落ち込みを招くだけでなく、大きな病気にもつながります。
不眠が続くようなら、早めの対策が必要です。
睡眠不足が引き起こす可能性のある病気をまとめました。
不眠の危険性と、睡眠の大切さを知りましょう。

睡眠不足は肥満の原因!

「不眠が続くと太る」と聞いたことがありませんか?
睡眠時間が短いと活動時間が増える分痩せると考える方は多いものですが、実は太るんです。
アメリカのスタンフォード大学が行なった調査によると、睡眠不足は食欲をコントロールするホルモンのバランスを乱し、食欲を増加させることが分かっています。
睡眠時間が5時間未満の人は7時間以上眠っている人に比べ、食欲がわくホルモンが15%増加し、食欲を抑えるホルモンが15%減少するのです。

また睡眠時には脂質や糖質の分解が行なわれ、エネルギーへと変わります。
しかし睡眠時間が短いと分解が十分に行われず血液中に糖分が流れ出し、糖尿病の原因となるのです。
睡眠不足は他にも、高血圧や脂質異常などの生活習慣病の原因のひとつだと言われています。

睡眠と心の病気のつながり

睡眠は身体だけでなく心の健康も支えています。
そのため、睡眠不足はうつ病との深いつながりがあると言われているのです。

家庭内の問題や人間関係、仕事のストレスなど、うつ病の原因はさまざま。
しかし日常生活における不安やイライラで眠れなくなり、うつ病を発症するケースは多いものです。
うつ病で命を落とす人もいるほど、心の病は深刻なものです。
心配事や緊張で眠れない日が続くなら、精神科や心療内科の受診をお勧めします。

認知症のリスクも増加

わたし達の記憶は寝ている間に整理・定着されますが、睡眠不足が続くときちんと記憶が定着されず、認知機能を低下させるのです。
特に高齢者は睡眠不足が認知症のリスクを高めるといわれていますが、若者でも認知症を発症する恐れはあります。
睡眠不足が原因となるのは、アルツハイマー型認知症です。
脳内にβアミノロイドと呼ばれるたんぱく質が蓄積すると、脳細胞が圧迫・死滅することでアルツハイマー認知症が発症します。
深い睡眠がとれない状態が続くと、βアミノロイドの分解が行なわれず蓄積するのです。

睡眠不足が続けば、さまざまな重大な病気のリスクが高まります。
眠れないのを放置せずに、きちんと対処をしましょう。